2015年1月25日日曜日

2015年。

みなさん、かなりお久しぶりです。
2015年ももう1ヵ月近く経ちますね。
いかがお過ごしでしょうか!?
2014年も色々とありまして(それは、みなさん一人一人もそうでしょうね)、何十年の付き合いになるTKさんと互いの想いを今までになく激しく罵り合い(笑)、言い合ったりしたり・・・。たまには、罵り合うのもいいものです(ホントに)。

まぁでも最近は、新機材を使ってTKさんと新曲創りを少しづつ開始したとこです(そして、一緒に奏でたいもう一人の方を待っているところです。人間的にというか(笑)、感覚的に惚れているので、諦められません(笑))。

ちなみに新曲達のテーマは、「POP」!!
深い意味を込めてですが、POPって難しいですね。
それは、単純に曲調だけの事ではなくて、一体化される(されてしまう)POPではなく、あくまで個的なPOPが、いかに普遍性を帯びうるものになりうるのか!?

曲調だけではなく・・・と書きましたが、(勿論!!)曲調も大切な事で、TKさんに「耳に残る、グッとくるやつ」とか「もっとはじけた感じ」とか「爽やかな感じだけど、内にドロドロした感じ」とか「もっと美しい感じ」とか「それ、前と同じで面白くない」とか昔から相変わらず解りにくい事を言っています・・・(笑)。
でも挑戦したいな~と。まずは、新機材を使って新曲3曲くらいを創りたいな~と。




最近というか昨年から繰り返し繰り返し読み返している本は、以下のものです。

・橋川文三さん 「順逆の思想 ~脱亜論以後~」 「日本の百年4巻 明治の栄光」

・松本三之介さん 「日本の百年2巻 わき立つ民論」 「日本の百年3巻 強国をめざして」 「明治精神の構造」

・山城むつみさん 「連続する問題」

・林淑美さん 「昭和イデオロギー ~思想としての文学」 「批評の人間性 中野重治」

・辺見庸さん 「死と滅亡のパンセ」 「自分自身への審問」

・石原吉郎さん 「望郷と海」

・中野重治さん 「五勺の酒」 「村の家」 「緊急順不同」 「中野重治評論集」
(中野重治評論集に収録の<風習の考え方>という短い文章の中の「事実をいろどるあるイデオロギー的なもの」という言葉に衝撃に受けました。
毎日、自分も逃れなくそういうイデオロギー的ものに流され、自分自身が、あるイデオロギー的なものにくるまって、何かをこぼれおちさせているのだろう。そういうイデオロギー的なものを突き抜けたい、ただ強くそう思う。)


・アナキズム18号 
http://anarchism.sanpal.co.jp/item/1104

こういう方々の言葉や友人達の何気ない言葉や湧き上がるような言葉に触れると、自分の言葉なんかは、ただそれっぽい事を言って自己満足しているだけではないのか!?と思います。
それっぽい音楽を聞き、それっぽい本を読み、それっぽい自分。
ホントは、自分の中の問いなんかなくて、自分自身の中から湧き上がる問いなんかなくて、その事を凝視せずに、自分一個が、ただ一人の人間になるために、自分自身で一人の人間を産むためにホントに問われている根源的な事は何のか!?を思考せずに、それっぽくポーズ(ポーザー)を取っているだけではないのか!?と。

そう自問すると、「火傷するような恥(中野重治さんの言葉)」」を感じます。
この恥を払いのけたいために、自分自身の言葉を産まないといけないと思っています。
ホントに怒っているのか!?ホントに悔しいのか!?
ホントに見たいのか!?ホントに聴きたいのか!?ホントに語りたいのか!?
ホントに奏でたいのか!?
ホントに人間であるがゆえの恥辱を感じているのか!?
ホントに人間であるがゆえの恥辱を払いのけたいのか!?

1871年に感染し1910年代に発症して以来、現在までずっと連続している問題は今後も執拗に連続し続ける。
だから、まずは、確固たる加害者を自己に発見することを避けてはならない。被害の事実を誇張することで自身の加害の事実を『なかった』ことにする姑息な被害者意識、加害者としての自己を他者に投影した上で他者を攻撃する臆病な雄々しさに身を委ねてはならない。
確固たる加害者を自己に発見する勇気を、まずは、自己のうちに育てよ
(山城むつみさん・連続する問題)」

問題はつねに、一人の人間の単独な姿にかかっている
(石原吉郎さん・ペシミストの勇気について)」

一言でいい、マグマのように自分の底の底から湧き上がるような言葉を吐きたい、叩きつけたい。
その一言は、永久に出ないのかもしれない。
でも、だからこそ自分は思考したい。想いたい。見つめたい。悔しがりたい。怒りたい。

またなぜ自分は、自分が生まれる前や物心つくまえの言葉を読まないといけいないのか!?を後押しする文章は以下のものです。
http://www.linelabo.com/takeuchi-selection.htm
この文章は、自分がいつも想い返していて、勇気づけられる「歴史的個体に対する人間の固執的エネルギー」という橋川文三さんの言葉を改めて想い起こさせてくれました。
自分は、自分の「力・エネルギー」を、どう配置するのか!?どう配置したいのか!?


また(また)昨年から、よく聴いてる音楽は以下のものです。

・BUCK-TICK  「或いはアナーキー」 「SEXY STREAM LINER」
(昨年は、2回も生で体感出来て良かったです。SEXY STREAM LINER収録の<Schiz・o幻想>という曲を一度、生で聴いてみたい!!)

・SOFT BALLET  「DOCUMENT」 「LOVE AND PEACE」
(LOVE AND PEACE収録の<SAND LOWE>という曲は、いろんな音や声が聴こえてホントに好きです。)

・MINUS(-) 「D」
(アルバム全体を通しての流れや各々の曲が美しく好きです。今週、生で体感できるのが楽しみです。)

・LILLIES AND REMAINS 「MERU」 「ROMANTICISM」
(ROMANTICISM収録の<Body>という曲は大好きです。これまた今週、生で体感できるのが楽しみです。)

・THESE NEW PURITANS 「HIDDEN」 「FIELD OF REEDS」
(こういう雰囲気のバンドは、どういう訳か大好きです(笑)。)

・ライムスター 「MANIFESTO」 「POP LIFE」
(POP LIFE収録の<そしてまた歌い出す>という曲は、中野重治さんの村の家という小説の中の言葉<よくわかりますが、やはり書いて行きたいと思います。>を想い起こさせます。
またMANIFESTO収録の<ラストヴァース>という曲の歌詞は、ホントに好きです。
例えいつかジャンルごと消滅しても その詩だけは時代を超越 そんな最高の最後のヴァースを夢見て 今また挑戦する・・・
もっともっと一言、一音にこだわりたい。。と思わされます。
それにしても一度、生で体感してみたい。ねぇ、Hッセー(笑)!?そして体感した後に、あなたと色々と言葉を交わし合い、一緒に言葉を創造したい。)

・K ダブシャイン+宇多丸 「物騒な発想」
(歌詞が問いかける。お前は、火傷するような恥を感じないのか!?と。お前の日常、お前の毎日が、例外なく歴史的な瞬間の中で、お前は、どうするんだ!?どうしたいのか!?と。
そして<えらく地味で地道だがお前の敵はしぶといぜ>という歌詞を聴くと、
埴谷雄高さんの<敵は制度、味方はすべての人間、そして、認識力は味方の中の味方>という言葉を想い起こさせます>。

後30分くらいしたら、38才になります(笑)。
そして今、この瞬間の音楽は、ライムスターのONCE AGAINです。
財産は唯一最初に抱いた動機」という歌詞が、好きです。
自分は、パンクと知り合って以来、ずうっとこんな感じです。
まだまだ終わるわけにはいかないな~と。

誕生日プレゼントで欲しいのは、ノーカラーのロングシャツとか・・・(笑)。
でも相変わらず背が低いので(笑)、着丈があんまり長いと似合いませんね・・・(笑)。

そう言えば、昨日、NHKの特番で三島由紀夫さんの番組があっていて、彼女と一緒に見ていたけど、彼女が、「三島さんて、優しい感じがする」と言った時、ドキッとしましたね。
思想的に(とか偉そうに言いますが)好きではないですが、自分もそんな感じがします。
誤解を恐れずに書けば、三島さんの想いを(やろうとしたことを)「くだらない」とすぐに判断を下すのは、どうかと思います。
三島さんのような想いに、根源的に拮抗出来る言葉を。
拮抗出来るだけの言葉を吐いているのかと!?。
大きくでましたが(笑)、挑戦したい。

それでは、また。
(gotcha1977)