2013年4月3日水曜日

無題。

ブログしているのを忘れてました・・・。
チェックしている方もいないだろうけど・・・。
みなさん、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか!?

最近は、まぁ体調の方も良く過ごせています。
自分がやりたい音楽、言葉とは何か!?という事だけを考えています。
それは、「無責任」な事なんだろうか!?どうなんだろうか!?とも思います。

家にいる時は、ますます本ばっかりを読んでいます。
図書館とか本屋さんに行くと、時間ともっと早い読解力があれば、日本の近代文学や近代思想の本を全部読みたいと思ってしまいます。

最近、初めて読んだり、読み返したりした本は、以下のものです。
読んでいると、安心したり確認したりするのではなく、落ち着かなくさせられたり、撃ち抜かれたりします。
彼女に、「そんな本を読んでどうしたいんね!?」みたいな事を言われたけど、この日本的な共同幻想の元において、言葉を吐く!?とはどういう事なのか、吉本隆明さんの言葉を借りれば、「大衆ナショナリズムの核」に対して、どんな言葉が拮抗出来るのか!?を考えるために必要だと思います。

・橋川文三さん  「歴史と体験~近代日本精神史覚書」
           
 
            「近代日本政治思想の諸相」
            「ナショナリズム~その神話と論理」
            「昭和維新試論」
            「歴史と精神」

・三島由紀夫さん 「文化防衛論」
(三島さんでよく思い出す文は、吉本隆明さんの以下のものです。
  「三島由紀夫の<天皇陛下万歳>は、これを嗤うこともできるし、時代錯誤として退けることもできる。また、おれは立場を異にするということもできる。しかし、残念なことに、天皇制の不可解な存在の仕方を<無化>し、こういうものに価値の源泉をおくことが、どんなに愚かしいことかを、充分に説得しうるだけの確定的な根拠を、だれも解明しつくしてはいない。したがって三島の政治行為としての<死>を、完全に<無化>することはいまのところ不可能である。根深い骨の折れる無形のたたかいは、これからほんとうに本格的にはじまる。(情況への発言・1971年2月)」

・宮嶋繁明さん 「三島由紀夫と橋川文三」
どうも後年の橋川は、丸山が指摘したような<政治的決断>はどうでもいいと、考えていたふしがある。大切なのは、思想的決断を促す勇気だと。」(三島由紀夫に見る橋川文三の影響より)

・丸山真男さん 「日本の思想」

・神島二郎さん 「近代日本の精神構造」
日本人古来の念願(子孫の追慕、家名の保持、供養の永続、死後の共生など)をほかならぬその時代性においてあやまたず把捉し、これを踏まえて未成熟な国民意識のなかから国家防衛の意志を造出したものこそ、じつに靖国神社の政策にほかなぬと私は考える。」(神仏対抗と「家」意識より)

・加藤周一さん 「日本人とは何か」

・色川大吉さん 「明治の文化」
天皇制は日本の「風土」に融け合った。そのために民衆には、ほとんどの場合、それは、共同体的なものとして観念されて、決して支配システムとは考えられなかった。竹内好氏の言われるように、それは「相対するものではなく、包まれてあるもの」になった。(精神構造としての天皇制。より)
この文には、天皇制とは何か!?とか靖国神社とは何か!?とかがあるような気がします。
単純化するなよ!!と言われている気がします。またアナキスト石川三四郎さんの天皇制に対する考え方とかも考えさせられます。そして北一輝さんの日本のあり方に対する考え方とかも。

でもその一方で、この文には以下の言葉があり、考えさせられます。谷川雁さんが言った「深淵」という言葉を。
民衆の側からいえば、かなりの深みまで<国体>の擬制を受けいれながら、最後の一点で天皇制に魂を渡さなかった。いちばんの深部で、天皇制は日本人の心をとらえ切れていない、<国体>は真の意味で、民衆の精神的機軸にならなかった、そう私は考える。」

・石川啄木さん 「時代閉塞の現状 食うべき詩 他」

・久保隆さん 「吉本隆明ノート」
たぶん、<共同幻想論>は様々に読むことを可能にしている書であるといえる。にもかかわらず、そこから引きだしうることは、やはり遠い闇の彼方の切開と開示という深刻な問題をいやおうなくわたしたちにつきつけているといえよう。」(共同幻想論の世界。より)

・アナキズム5号 「ナショナリズム」

読んでいると、「人間」の自由とか可能性とか存在って何だろうか!?みたいな事を足りない頭で考えてしまいます。
また「信じる」という言葉とか溢れているけど、それはどういう事なのか!?
ホントは、何も信じていなかったりするくせに、ふりをするとか。

自分は、何を信じる!?解らない・・・・んだけど、こういう事は思ったりします、
希望はない。絶望はない。ただあるのは、信じることだけ。
試すことを。交わすことを。繰り返すことを。響き合うことを。

こういう言葉も、なんだかなぁ~と今、書きながら思いました・・・。
こんな言葉しか出ないのか!?とか思います。
これでは誰にも応答できない。

それでは、また。
(gotcha1977)



           
           
           
      

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