2014年6月3日火曜日

なんじのlongingを空際に投げよ、空際より、なんじが人間に為すべきの天職を捉り来れ、(北村透谷さん)

みなさん、お久しぶりです!!
先ほど、友人と話して久しぶりに投稿しようかな~と思い投稿します。
来週、長年、想い続けている会いたい方に会いに東京に行こうかな~と思っています。

前回の投稿から、ずう~っと投稿する気力がなかったのは、打ち込みソフトをcubase7.5にして、それに慣れるのに精いっぱいで・・・。
慣れない事をほぼ毎日何時間かしていたら疲れきって、眠る感じでした。
慣れたら、楽しくてしょうがないです(笑)。
コードトラック機能とかコードアシスタント機能とか面白いです。また「こういう音色を重ねたい!!」と思いながら、ソフトシンセの音色を探し、イメージに合う音色があった時の快感がたまりません。

(画像は、簡単なコード進行とBUCK-TICKのnew singleの<形而上 流星>)

cubase7.5も最初は、凄く慣れるのに苦労!?(苦労なのか!?言いたい事があるからこそのものだろうと。伝えたい事があるとかではなく、自分自身が言いたい事があるからだろうが。メッセージなんかない、ただ言いたい事があるだけ。) しましたが、操作とかにイライラしたり、うまくいかない事があったりして、投げやりになると、彼女に「あんたが、歌いたい!という気持ちはそんなものか!?そんな半端な気持ちなら、辞めてしまえ!!」と筑豊弁でまくしたてられました・・・。

今日のタイトルにいきます、
北村透谷さんは、橋川文三さんの本にちゅくちょく名前が出てきて、直接に読んでみたい!!と思う方でした。
岩波文庫版・北村透谷選集を読んでみると、物凄く!!くるものがありました。
それこそ<形而上>的な言葉かもしれないけど、「じゃあ、今、何を信じ、何のために生きている!? 解りやすくニュースや世界(!?)情勢を解説してくれる言葉で満足なのか!?解りきったような言葉で満足なのか!?他者を罰するような言葉で満足なのか!?」と。

BUCK-TICKのニューシングルを聴くと北村透谷さんの言葉を読み返したくなり、北村透谷さんを読み返すとBUCK-TICKを聴きたくなる。

形而上というと、<ドイツ観念論>ですかね。
先日、彼女とガンダムユニコーン7を見に行ったんですが、彼女が「あんたが、好きそうな言葉があるね」と言っていましたが、
自分は、「人間だけが神を持つ、今を超える力、可能性という名の内なる神を」というセリフが好きなんですが、ユニコーンに出てくる言葉を聞くとカントさんを思うんですが、一方でカントさんの「道徳律」やルソーさんの「一般意志」は、恐い感じがします。
「じゃあ、自分はどうしたらいい!?」に尽きると思うんです。答えなく、それを考え続ける事を北村透谷さんの言葉の数々から学びました。
そう素直に感じられたのは、やっぱり<パンク>のおかげかな!?と思います。
There is no authority but yourself!!


吾れ世にただようこと数戴、未だ曾て疑迷を脱せず、希の哲学も近世の哲学も、悉く以て、余を慰癒するに堪えず、もうもうとし、恍々とし、虚然とし、鬱然とし、想至り情極むとも、以て余を如何ともするなし。(北村透谷さん・渡守日記)」

運命人間の形を刻めり、境遇人間の姿を作れり、不可見の苦縄人間の手足を縛せり、不可聞の魔語人間の耳朶を穿てり、信仰なきの人、自立なきの人、寛裕なきの人、往々にして極めてあわれむべき悲観に陥ることあるなり、之に加ふるに頑愚の迷信あり、誤謬の理論あり、惑溺の痴心あり、無憑の恐怖あり、盲目の驕慢あり、涯なき天と底なき地の間に、
what a poor wretched creature as i am,
creeping between heaven and earth.
と絶叫するもの、豈ハムレットのみならんや。(罪と罰の殺人罪)」

人は理想あるが故に貴かるべし、もし実存の仮偽なる境遇に満足しおわる事を得るものならば、吾人は人間の霊なる価値を知るに苦しむなり。理想なくては希望もあるまじ、希望なくては生命もあるまじ、唯だ理想あるのみにては何の善きを見ず、吾人は理想を抱くと共に、理想の終極まで貫き至らん事を望むべきなり。(一種の攘夷思想)」

造化は人間を支配す、然れども人間もまた造化を支配す、人間の中に在する自由の精神は造化に黙従するを肯ぜざるなり。造化のちからは大なり、然れども人間の自由もまた大なり。人間豈に造化に帰合するのみを以て満足することを得べけんや。(内部生命論)」

北村透谷さんの言葉は、浮き沈みが激しいんだけど、近代日本の歴史の重圧の中で、日本的な共同幻想の中で、いかに「詩的生命」は可能か!?を懸命になって放ったものだと思います。

北村透谷さんと<文学界>同人の平田禿木さんは、日清戦争(明治27年)の時にこういう言葉を吐いています、
如何に快心なる国民的発動と雖も、如何に壮偉なる国家的観念と雖も、決して詩的永遠の生命を有するものにあらざるなり・・・」


北村透谷さんや最近、読んでいる他の本や聴いている音楽について書きたいことがいっぱいあるけど、寝ます(笑)。
色川大吉さんが書かれた「北村透谷」という本も、凄く良かったです。

この投稿の最後に。
BUCK-TICKのシングル<形而上 流星>の、「胸を裂く 破裂する きっと死ぬほど美しい 夢を見た」という歌詞は、くるものがあるけど、その美は、果たして全体の幸なのか!?幸と美は調和するのか!?罪ではないのか!?。でも見てみたい。
このシングルを聴いてから、カントさんの言葉(道徳形而上学原論という本)を読み返しているけど、そんな想いにさせられる。
今月4日に、BUCK-TICKは、「或いはアナーキー」というアルバムをリリースするみたいです。
曲もいいけけど、ボーカルの櫻井さんの言葉の一つ一つを大切にした歌い方がきますね。
ぞくっとします。曲もかすかに聞こえたりする細かいシンセの音が好きです。

それでは、また。
(gotcha1977)















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